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業界に旋風を巻き起こした「J12」というシャネルの時計

業界に旋風を巻き起こした「J12」というシャネルの時計



時計業界に革命を起こしたシャネルのJ12というモデルについて


2000年にシャネルが「J12(ジェイトゥエルヴ)」という時計を発表したことは、時計業界にとってまさに革命的な出来事と言えます。J12が時計業界に革命を起こしたと言えるのは、この時計の登場によって、「セラミック」という素材が業界内に浸透したからです。実は、J12の登場する以前にも、セラミックなどを時計の素材として新たに採り入れようという試みはなされていました。とは言うものの、そうした取り組みは飽くまでも小規模に行われていただけで、メジャーなものとなることはありませんでした。しかしながら、J12が登場してからというもの、他の多くの時計メーカーが、こぞってセラミックの採用に踏み切るという、一種のブームが巻き起こりました。J12の登場は、これほどまでに多大な影響をもたらしましたが、その理由を突き詰めれば、結局のところ「セラミックを外装に使用したJ12が爆発的な人気を呼んだから」という事実に行き着きます。数々の有名人の愛用品ともなり、業界内に不動の地位を獲得したJ12は、当時、他のメーカーから羨望の眼差しを集めていたことでしょう。
J12を発表したのはシャネルですが、シャネルと言えば、言わずもがな、ファッション業界をリードしてきたスーパーブランドです。そのように、J12が高い人気を呼んでいる理由の1つとして、シャネルが、すでにブランドとしての風格を備えていたという事実が挙げられます。このブランドが創業した当時、「黒」には、「喪に服す」という意味があることから、ファッションアイテムに使用するのはタブー視されていました。しかしながら、シャネルは、この色を敢えて採り入れ、ファッション界に衝撃を与えました。

ブランドの風格に見合った商品提供と数多くのチャレンジ


当ブランドの創業者であるココ・シャネルは、「要らないものはそぎ落とす」という哲学を持っていました。その哲学は、当時から歳月が流れた2000年になって登場したJ12にも反映されていると言って良いでしょう。男性向けの時計としては、J12が当ブランドの処女作となります。そのように、初めての作品を発表するにあたって、新参者のメーカーの場合、派手さやインパクトの強さに重きを置く傾向にあります。一方で、シャネルは、すでに風格を持つメジャーブランドで、発表する作品にも、それなりの品格を与える必要性に迫られています。そういった経緯で生み出されたJ12には、シャネルのオリジナリティが活かされていながらも、過剰に主張する要素は存在しません。そのようにして、J12は、すでに当ブランドの作品に対する信頼感を持つ世間の人たちにすんなりと受け入れられ、業界内のアイコニックピースになったという訳です。
J12を発表するにあたって、シャネルは数多くの初挑戦をしました。そのような事情から、2000年9月の発表までに、7年余りという長い年月が掛かることとなりました。当ブランドが初チャレンジをした要素としては、素材にセラミックを使用すること、200m防水機能を持つ時計であること、自動巻き時計であること、メンズウォッチであることが挙げられます。そのように、数多くの挑戦を成功させるべく、それなりの大物がJ12の開発に携わっていることは言うまでもありません。

セラミックウォッチ製造の先駆者であり、第一人者であるシャネルのJ12にはどういう魅力がある?


J12は、「時代を超えて滅することのない存在」となるべく、つくり出されたという話です。そのような思いを形にするために採用されたのが、傷や変色に強い性質を持つセラミックという素材だったという訳です。シャネルは、J12の開発を見据えて、素材にセラミックを使用した時計をつくるノウハウを確立した先駆者であり、現在では、セラミックウォッチ製造のトップメーカーとして、業界内に不動の地位を獲得しています。そして、J12のデザインにはもちろん、シャネルらしいブラックとホワイトのカラーが採用されました。J12が登場する以前の腕時計では、シルバー系のステンレス、ホワイトゴールド、プラチナ、イエローゴールドのものが一般的でした。そのように、当時は目にすることが少なかった黒・白1色構成でつくられたということも、J12が登場してすぐに人気を呼んだ理由なのかも知れません。
これまで述べて来たように、J12が人気を呼んでいる理由には、登場以前から確立されていたブランドの風格、発表当時は珍しかった黒・白の統一されたカラーがあります。とは言うものの、J12が成功を収めた何よりのポイントは、シャネルというブランドは、消費者心理の捉え方が上手いということです。単に時間を知るためではなく、洒落っ気をアピールするためのアイテムとしての腕時計には、「主張」と「個性」が求められるでしょう。J12は、一目見ただけでシャネルの時計と分かる上に、商品ラインナップの選択肢が多く、一人ひとりの個性をアピールしやすくなる配慮がなされています。


CHANEL(シャネル)
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