月別アーカイブ: 2013年6月

ロレックス ロングセラーの手巻きデイトナ Ref.6265

こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。

昨日紹介した、ロレックス デイトナ Ref.6263と同じ時期に生産されていた、Ref.6265を紹介します! 6265bk 6265sl

Ref.6262の後継機であるステンレスベゼルのRef.6265。 このモデルもRef.6263と同じスペックを持つが、唯一の違いが『ステンレスベゼル』か『プラスチックベゼル』かの違いです。

つまりこのモデルもデイトナで初の防水性能を得たモデルです。(ちなみにRef.6240というモデルがRef.6263とRef.6265のプロトタイプという可能性もあるので、一概に初のデイトナ防水モデルではないかもしれませんが…。)

 

特徴は先日のRef.6263とほぼ同じなので、マニアックな文字盤の表記について書かせてもらいます!

手巻きデイトナRef..6263とRef.6265にはDAYTONA』表記に大小と『表記なし』が存在します。

12時間積算計の目盛を目安に見ていただくとわかりやすいのですが、小サイズ表記は11~1時位置の間にだいたい収まるが、大サイズ表記は11~1時位置からはみ出しているサイズになります。

ビッグ表記 スモール表記

文字盤交換をすると小サイズ表記の文字盤になってしまうため、大サイズ表記のモデルの方が市場では高く取引されていますね。

あと希少なのが、表記なしのモデル!

表記なし

この時期には、ダブルネーム(カルティエやティファニー)のモデルも存在し、一時のブームでたくさんの偽物も手回っていたので、真贋の鑑定は難しいでしょうね。

ROLEX(ロレックス)デイトナ
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ロレックス デイトナ Ref.6263 初めて防水性能を実現

こんにちは。時計修理専門店の山口です。

今回はロレックス デイトナ Ref.6263を紹介していきます!

6263の画像 6263SL

このモデルは、1970年頃~1987年まで、約20年間も生産されてきた手巻きデイトナの最終モデルです!

Ref.6264の後継モデルであるRef.6263は、初代デイトナから課題であった、防水機能を実現させ50m防水を確保しました。

ねじ込み式プッシュ

『ねじ込み式』のプッシュボタンを採用したことで、プッシュボタンの部分からの水入りを防ぐことができるようになりました。

ちなみにこの部分は、このモデルの後半にはさらに改良され、またトリプロック式リューズを使用したことで、1980年代前半に100m防水に変更となっています。

ねじ込み式プッシュ 6263のプッシャー

※当初はプッシュボタンに溝がなく、後期のモデルになると溝が刻まれている

この防水性を確保したことで、このモデルから文字盤に『OYSTER』の文字が記載されるようになっています。

 

Ref.6263は、プラスチックベゼルを使ったデイトナ最後のモデルなので、今でもコンディションの良いベゼルのRef.6263はかなりの高額で取引されています。

修理に関しては、パーツのストック切れに伴い、2007年にメーカーでの修理・メンテナンスの受付は終了しているので、ご使用の際は十分に気を付けてもらいたいですね。

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ロレックス デイトナ Ref.6264

こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。

本日はロレックス デイトナ Ref.6264を紹介します。

6264

先日、紹介したロレックス デイトナ Ref.6262と同じムーブメントで、ベゼル違いで『プラスチックベゼル』のモデルです。

Ref.6262同様、製造期間は1960年半ば~1970年頃までの短命に終わった非防水モデルです。

第1世代のデイトナRef.6241と同じく、ベゼルのタキメーターは50~200までの数字が記載され、ムーブメント以外のデザインはほとんど変わっていません。

Cal.727

ムーブメントはRef.6262と同じく、バルジュー製のCal.727を搭載しています。

 

ロレックスのデイトナはこの第2世代までが非防水モデルとして、プッシュボタンは非ねじ込み式になっています。

6264プッシャー

 

初代デイトナRef.6239からとRef.6264までを紹介してきましたが、実はエキゾチックダイヤル(ポールニューマンモデル)が存在します!Ref.6262とRef.6264は比較的にエキゾチックダイヤルの方が多くみられます。

奥が深いダイヤルなので、エキゾチックダイヤル用にまた紹介をしていきます!!

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ロレックス デイトナ Ref.6262

こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。

ロレックス デイトナの第2世代を飾ったモデルを紹介します。

第2世代のデイトナはRef.6262とRef6264の二つです。違いはベゼルが『ステンレス』か『プラスチック』の違いで、リファレンス(型番)をわけています。

本日はRef6262のステンレスベゼルのモデルから!!!

6262

このモデルは1960年代半ばから1970年頃までで、非常に短期間しか生産されていません。

初代のデイトナRef.6239と似たモデルですが、ムーブメントに大きな違いがみられます!

ムーブメントCal.72B(Cal.722-1)からCal.727に変更となりました。このムーブメントは前回のムーブメントと同様にバルジュー製のCal.72をベースに改良されたものですが、今回はマイクロステラスクリューによる精度調整方法を採用し、またテンプの小型化によって、Cal.72B(Cal.722-1)の毎時1万8000振動から毎時2万1600振動へと振動数を大きくあげています。

Cal.727

このCal.727は、約20年間デイトナの手巻きに使われてきたので、当時では精度や耐久性に優れた傑作ムーブメントだったと思われます。今もメンテナンスで見かけますが、素晴らしいムーブメントですね!!!

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ロレックス デイトナ 初のブラスチックベゼル Ref6241

こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。

本日は、初代デイトナと同時期に生産されていたモデル、デイトナ プラスチックベゼル Ref6241を紹介します!!!

6241

ケースやムーブメントはデイトナ Ref6239とまったく同じものを使用しており、唯一の違いがベゼル部分です。(ムーブメントはバルジュー製のCal.72B、その改良版Cal.722-1)

『プラスチックベゼル』と呼ばれ、歴代のデイトナの中では手巻きのデイトナにしかこのベゼルは存在しません。色は光沢のある黒いベゼルで、タキメーター表記は50~200までの表記になります。

プラベゼル

2011年に発表されたピンクゴールドのデイトナ Ref.116515の紹介でも書きましたが、この黒いプラスチックベゼルは、手巻きのデイトナにしか生産されなかったので、現在、コンディションの良いプラスチックベゼルは非常に希少価値があります!

日本ロレックスでもプラスチックベゼルの在庫はない為、破損してしまうと新しくプラスチックベゼルのみ購入するのは不可能です。そもそも手巻きのデイトナ自体が日本ロレックスでも修理不可になってきていますが…。

そのせいか手巻きデイトナの市場価値は、ステンレスベゼルのデイトナよりプラスチックベゼルのデイトナの方が高く取引されています。

 

手巻きデイトナでおこまりでした時計修理専門店シエンへご相談下さい!!!

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ロレックス 初代デイトナについて

こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。

ロレックス コスモグラフ デイトナの非防水の手巻きモデルから、自動巻きクロノメーターになるまでを今後紹介していきたいと思います。

まずは『コスモグラフ デイトナ』の名前の由来から!

『コスモグラフ』はNASAの宇宙開発を意識した可能性が高いと言われて、『デイトナ』は1959年 アメリカ フロリダ州のデイトナ・ビーチに開設された”デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ”にちなんでつけられたとされています。

デイトナインターナショナルスピードウェイ

※世界3大耐久レースのひとつ

宇宙、モータースポーツのジャンルで挑んだロレックスでしたが、残念ながらNASAの公式時計には採用されなかった。しかしモータースポーツのイメージを見事にかちとり、世界で一躍有名になっていきました。

 

そして、初代デイトナとされるRef6239を紹介します!

6239

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref6239

デイトナは61年に登場したとされ、今までのロレックス クロノグラフと違うっポイントは3点あり、

1つ目はタキメーターをベゼルに直接彫り込んでいる

(タキメーター表示は、発売時期によって微妙な違いがあります。発売当初は60~300までの表示が全てバーの目盛で表記され、275の表記が存在する。少しして同じく60~300までの表示でありながら、140~300までの目盛がバーからドットタイプとなり、275の表記がなくなりました。後期になると目盛は50~200になります。ちなみに現行モデルは60~400の表記)

2つ目は3・6・9時位置にあるインダイアル

(インダイアルの色が文字盤の色と違う独創的なデザインになりました)

3つ目は文字盤のCOSMOGRAPH  DAYTONA表記

(3つ目の表記に関しては、様々なバリエーションがあり、『DAYTONA』の表記位置が6時位置のインダイアルの上にあったり、そもそもDAYTONA表記がなかったりします)

 

ムーブメントにはバルジュー製のCal.72Bを搭載し、その後、改良版のCal.722-1に変更されています。

6239ムーブメントバルジュー製Cal.722

バルジュー製のCal72は当時、多くのメーカーが採用していた、高性能ムーブメント!ロレックスはCal.72を改良してCal.72Bとして採用しています。

ケースはオイスターケースを使っていますが、プッシュボタンはねじ込み式になっていないので、防水性は確保されていません。だから文字盤にオイスター表記がなかったんでしょうね。

この時代は、生産時期により様々な違いがあるので、非常に奥が深いです。ロレックスは秘密主義?ともいわれるぐらいですので、常に新しい発見が出てきます。面白い情報は随時アップしていきます!!!

 

●Ref6239

製造年代:1961年~1960年代半ば

ムーブメント:バルジュー製Cal.72B、バルジュー製Cal.722-1

ROLEX(ロレックス)デイトナ
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ロレックス デイトナの誕生まで(デイトナの前身モデル)

こんにちは! 時計修理専門店シエンの山口です。

本日はロレックス デイトナ誕生までの続きになります。

デイトナの前身モデルと言われているRef6238!を紹介します。

6238

初代デイトナ(Ref6239)と同じムーブメントなのですが、多少異なる点があります。

タキメーターが文字盤上にあり、インダイアルの色も文字盤と同じになっています。

初代デイトナ(Ref6239)とデザインの違いを除けば、ほぼ同じスペックなので、デイトナの前身モデルと呼ばれています。

ですが、このRef6238とRef6239がロレックスのカタログで並べて掲載されていたことも発見されているらしいので、同じ時期に販売していたとも考えられますね。

またこのRef6238はシルバーの文字盤とブラックの文字盤があるのですが、ブラックの文字盤は大変希少と呼ばれ、限定だったとの噂も。

ちなみに値段は希少モデルなので高いですね。コンディションにもよりますが、今はだいたい200万円~ぐらいです。2006年あたりではもっと恐ろしい金額だったので、だいぶ安くなったと思いますが…。

ロレックスは謎が多いブランドですが、そこにまた魅力を感じます!!!

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ロレックス デイトナの誕生まで

こんにちは!時計修理専門店シエンの山口です。

前回、2011年発表のデイトナ Ref116519を紹介しましたが、この機会にデイトナの全貌を紹介していきたいと思います。

まずはデイトナの誕生以前のロレックス クロノグラフから!!!

●1930年~1940年代の2つ目クロノグラフ

30~40年代のロレックス クロノグラフは、30分計とスモールセコンドの2つ目(おそら(バルジュー23かな)が主流で、3つ目モデルは50年代に入ってから主流になったと言われています。

当時は防水性は確保されておらず、プッシュボタンも丸形ではないのもあったそうです。

ロレックス クロノグラフ

昔のロレックス クロノグラフ!!!この時はまだデイトナとは呼ばれていません!!!

お目にかかることはほぼないですし、資料もあまり残ってないそうですね…。

 

●バルジュー72系を搭載した3つ目モデル

1950年代に入ると、バルジュー製のCal.72系を搭載した3つ目モデルが出始め、30分積算計とスモールセコンドにくわえ、12時間積算計がそなわりました。

ロレックス クロノグラフ3つ目

現行(Ref116520 デイトナ)でもこの30分積算計、スモールセコンド、12時間積算計の表示機能は変わっていないから驚きです。

モデル名は『ROLEX OYSTER CHRONOGRAPH(ロレックス オイスター クロノグラフ)』

OYSTER(オイスター)が名前に入っていますが、まだ防水機能は確保されていませんね。(リューズやプッシュボタンがねじ込み式ではないから)

 

当時は他にも変わったモデルがあったので、ご紹介。

ロレックス トリプルカレンダー

バルジュー72Cを使ったトリプルカレンダーモデル!

 

ロレックス ムーンフェイズ

バルジュー88のムーンフェイズモデル!!

 

これらのトリプルカレンダーやムーンフェイズ機能は、現行のロレックスでは生産されていないから面白いですね!もちろんこれらもめったにお目にかかれないので、金額は何百万~何千万円との噂…。

修理はオリジナルパーツがつくられていないので、純正パーツでの修理は難しいでしょうね。でもこれらのモデルに出会えたら見れるだけでも価値ありです!!!

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ロレックス コスモグラフ デイトナ 型番116515LNの紹介

こんにちは、時計修理専門店シエンの山口です。

今回は私自身気になっているロレックス コスモグラフ デイトナ 型番116515LNを紹介したいと思います。(2013年のバーゼルワールドでプラチナのデイトナが発表されていましたので、またあ紹介していきます。)

Rolex-Cosmograph-Daytona-116515LNjpg

2011年発表されたロレックス スポーツモデルはデイトナとエクスプローラーⅡ。詳細を見ていると進化しながら、過去のモデルを沸騰させていますね。

デイトナはなんといっても驚くべきは、黒いベゼル!

新しく開発されたブラックセラクロムベゼルは、上質なセラミックを使用することで傷がつきにくく、耐蝕性に優れ、色褪せを防ぐようにつくられています。

… ほとんどのサイトが1965年年代のモデルを沸騰させると書いていますが、1961年頃~1960年代後半のモデルRef6261もしくは1963年後半~1970年頃までのRef6264といわれる型番のプラスチックベゼルのことを指しているんだと思います。(Ref6263も同じベゼルのつくりですね!)

6263

(写真はデイトナのアンティーク Ref6263です)

価値と人気がありすぎて恐ろしい価格で取引されています。

たしかにアンティーク市場でもベゼルが黒いモデルのデイトナの方が価値が高いですね。(プラスチックベゼルだったので、状態がいいものは少ないという理由もあるでしょうけど)

また今回発表されたセラクロムベゼルに刻印された目盛りは、PVD加工によりピンクゴールドの微粒子層を蒸着させることで確かな視認性を実現しているとのこと。

かなりの進化を感じます!!!

さらにけケース素材は微量のプラチナを含有させ美しい色味が長く保たれるエバーローズゴールド・ケース。

洗練の極みですね!!!昔のデザインをリスペクトしながら進化しているので、オススメの1本ですね!!!

 

≪Ref116515の詳細≫

Daytona_m116515

■タイプ:オイスター

■直径:40mm

■素材:18ct. エバーローズゴールド、ポリッシュ仕上げ

■裏蓋:スクリュー式

■ベゼル:モノブロック ブラックセラクロム、刻印された数字はPVD加工によりピンクゴールドでコーティング

■リューズ:スクリュー式、トリプロック(三重密閉構造)、リューズ保護ショルダー

■クリスタル:傷防止サファイア

■防水性能:100m(330フィート)

ROLEX(ロレックス)デイトナ
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時計修理専門店シエンの時計修理(オーバーホール)

初めまして!

株式会社シエンの山口芳寛です。

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この度、腕時計の修理・オーバーホール専門店シエンのブログをはじめました!

最初にシエンの設立の想いを書かせていただきます。経緯としては時計業界で正規代理店、並行輸入店の両方を経験してきました。 おかげさまで時計業界での繋がり、修理、仕入れ(バイヤー)、販売買取を実際に行いそれぞれのメリット、デメリットを学び、お客様にとって何が一番安心していただけるのか?またお客様のご要望に一番良いご提案は何か? 腕時計修理シエンでは、正規代理店、並行輸入店での経験、技術を活かしていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

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腕時計修理専門店シエン https://www.cien-watch.com

 

このブログでは、時計業界での気づきや時計の紹介を今後アップしていきたいと思います。今回はせっかくなので時計修理について書かせていただきます。

時計の修理は、お客様が知らないことがたくさんあると思います。その中でもよく耳にする内容が下記内容です。

・修理費用が高い

・修理の納期が長い

・どこに修理依頼すれば安心

腕時計修理・オーバーホール専門店 シエンでは、上記の課題をクリアにすることができます。

その理由はこちらです。

 ●修理の費用が高い・・・ メーカーは決められた定価がある為、お値引きはありません。 シエンでは技術料を定価より安くすることで、お客様に満足していただける金額設定にしております。 また純正パーツも海外の正規代理店と提携しているので、交換パーツ費用も安く抑えられます。

●修理の納期が長い・・・ 時計の販売しているお店のほとんどが、時計の販売をしながら修理の対応をしています。 修理のみに特化しているので、納期やお客様への対応はスピーディー且つ丁寧に向き合えます。

●どこに修理依頼すれば安心・・・ 勿論、メーカーに出すのが一番安心だと思いますが、金額、納期に関しては満足いかないと思います。 腕時計修理専門店シエンでは、元メーカーで働いていた職人ですので、ご安心いただけるメンテナンスをお約束します。

当店アピールになってしまいましたが、気になる点は是非ご相談ください。今後とも宜しくお願いいたします。

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