こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
ロレックス デイトナの第2世代を飾ったモデルを紹介します。
第2世代のデイトナはRef.6262とRef6264の二つです。違いはベゼルが『ステンレス』か『プラスチック』の違いで、リファレンス(型番)をわけています。
本日はRef6262のステンレスベゼルのモデルから!!!
このモデルは1960年代半ばから1970年頃までで、非常に短期間しか生産されていません。
初代のデイトナRef.6239と似たモデルですが、ムーブメントに大きな違いがみられます!
ムーブメントCal.72B(Cal.722-1)からCal.727に変更となりました。このムーブメントは前回のムーブメントと同様にバルジュー製のCal.72をベースに改良されたものですが、今回はマイクロステラスクリューによる精度調整方法を採用し、またテンプの小型化によって、Cal.72B(Cal.722-1)の毎時1万8000振動から毎時2万1600振動へと振動数を大きくあげています。
このCal.727は、約20年間デイトナの手巻きに使われてきたので、当時では精度や耐久性に優れた傑作ムーブメントだったと思われます。今もメンテナンスで見かけますが、素晴らしいムーブメントですね!!!