こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
昨日紹介した、ロレックス デイトナ Ref.6263と同じ時期に生産されていた、Ref.6265を紹介します!
Ref.6262の後継機であるステンレスベゼルのRef.6265。 このモデルもRef.6263と同じスペックを持つが、唯一の違いが『ステンレスベゼル』か『プラスチックベゼル』かの違いです。
つまりこのモデルもデイトナで初の防水性能を得たモデルです。(ちなみにRef.6240というモデルがRef.6263とRef.6265のプロトタイプという可能性もあるので、一概に初のデイトナ防水モデルではないかもしれませんが…。)
特徴は先日のRef.6263とほぼ同じなので、マニアックな文字盤の表記について書かせてもらいます!
手巻きデイトナRef..6263とRef.6265には『DAYTONA』表記に大小と『表記なし』が存在します。
12時間積算計の目盛を目安に見ていただくとわかりやすいのですが、小サイズ表記は11~1時位置の間にだいたい収まるが、大サイズ表記は11~1時位置からはみ出しているサイズになります。
文字盤交換をすると小サイズ表記の文字盤になってしまうため、大サイズ表記のモデルの方が市場では高く取引されていますね。
あと希少なのが、表記なしのモデル!
この時期には、ダブルネーム(カルティエやティファニー)のモデルも存在し、一時のブームでたくさんの偽物も手回っていたので、真贋の鑑定は難しいでしょうね。