こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
1969年 アポロ11号より、初めて人類が月面への第一歩を踏み出した時、その腕に装着されていたのは、オメガ スピードマスターです!
月面の滞在時間を管理していたのは、腕に装着されていたクロノグラフだけです。2時間31分の時間管理を見事に計測しました。
この成果を達成させたムーブメントは何だったのか?という議論が昔はありました。
『Cal.321』それとも『Cal.861』?
月に行った際にはCal.321を改良されたCal.821が存在していたからです。
その答えは、スイスにあるオメガ博物館に展示されている、実際に月に行ったスピードマスターにて確認がとれたそうです。
月面着陸ムーブメントは『Cal.321』です!
スピードマスターが公式採用された後、NASAがオメガに約100本の時計を発注していたので、Cal.821が開発される前のスピードマスターだったそうです。
つまりCal.321がジェミニ計画、アポロ計画の公式採用されていたムーブメントです!
現在、Cal.321ムーブメントの純正パーツは調達ができないため、内部パーツの加工や調整を施しながらの修理になりますね。
お困りの方は、是非ご相談ください。