こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
引き続きオメガ スピードマスターについて紹介していきますが、今回は感動したスピードマスターの伝説を紹介していきます!!!
オメガ スピードマスターが月面着陸成功に貢献しましたが、一番能力を試された危機がありました。
それは1970年 3度目の月面着陸をめざして飛び立ったアポロ13号の話です。
月を目指し地球から30万km以上離れた宇宙空間で突然酸素タンクが爆発するというアクシデントが起こりました。つまり酸素、電力、水が大幅に不足し、エンジン、コンピューター、各ヒーター類などが使用不能ないし使用制限されることになったのです。
地球のヒューストン管理センターからの指示で、寒さや水分不足に耐え抜けば帰還が可能なはずでしたが、思わぬアクシデントがまた発生しました。
『アポロ13号が地球への再突入コースから外れつつある』ということでした。宇宙船の軌道がずれれば、宇宙のかなたに飛ばされるか、大気の摩擦で燃え尽きてしまいます。
自動の誘導システムは使えないので、マニュアルでロケットエンジンを噴射し軌道修正をとらなければいけない状況で、指定された時間に14秒間だけエンジンを噴射しなければならなかったのです。
そこでオメガ スピードマスター クロノグラフに正確な14秒間を託されたんです!
クルーの命がかかっているミッションを、冷静に刻みました!
結果、正確な大気圏突入コースへ起動修正でき3名のクルーも無事地球に帰還しました。
ちなみに、宇宙での船外活動にはスピードマスターの着用が義務づけられてるそうです。