こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
本日の紹介は、アンティークでも有名な通称『赤サブ』の紹介です!Ref.1680
『赤サブ』とはサブマリーナが初めて日付を搭載したRef.1680のモデルで、『SUBMARINER』表記が赤色になっているモデルです。
Ref.1680は1965年頃~1980年頃まで生産されましたが、赤サブはそのうちの1970年前後から約4年間と言われています。
1968年~1974年製の年式(シリアル)は見たことがありますが、文字盤交換されている場合もあるので判断は難しいですけど…。
その為、かなり希少なモデルですがかなりの数が市場でみられるので要注意です!(日本ロレックスで修理していても、赤サブという証明にはなりません。日本ロレックスでも鑑定できません!)
文字盤の防水表記には様々あり、上記に載せている写真の『200m=660ft』が前期モデルで、『660ft=200m』となっているモデルが後期モデルと言われていますが、定かではないです。(1968年のシリアルでも『660ft=200m』の記載されているのもあります)
『200m=660ft』表記の文字盤にはブラウン文字盤と言われるものも見かけますね。
左:ブラウン文字盤 右:黒文字盤
あと細かい点では、『ft』の横棒の位置が違うものや、『660』の6がくっついているモデルなど様々です。
多分左の画像『660』の6が離れ、『ft』がずれているタイプの方が、右の画像の表記タイプより古いと推測しています!