こんにちは。時計修理専門店シエンの山口です。
本日からはROLEXのシードゥエラーをご紹介します!
まずは初代シードゥエラーから!
1960年代、深海作業などで水圧に耐えるために考案されたヘリウムガス・エスケープ・バルブをもつサブマリーナRef.5514(もしくはRef.5513)を作り、のちに防水性をアップさせたシードゥエラーが誕生しました。
シードゥエラー(Ref.1665)の発表は1971年、プロ仕様ダイバーズとしてコメックスのダイバーに供給されるとともに一般発売され、防水性は610mを実現しています。製造年は1971年~1984年頃。
ヘリウムガス・エスケープ・バルブは9時側のケースサイドに装備されています。
風防はドーム型風防で、サイクロップレンズ(日付を大きく見せるレンズ)はつけられませんでした。
ムーブメントはサブマリーナRef.1680と同じCal.1575を搭載しています。
このRef.1665には赤サブと同じように、通称『赤シード』も存在します。今回紹介しているモデルも『白シード』と呼ぶ人もいますね。
Ref.1665の『白シード』も今ではアンティーク市場で100万円以上する価値で取引されています。