ブライトリングの並行輸入品をオーバーホールに出す時の注意点とは?

BREITLING

ブライトリングは、120年以上の歴史を持つスイス腕時計ブランドです、

多くのパイロットたちのミッションを支えてきた高級腕時計ブランドであり、ロレックスやオメガよりは知名度が少ないものの、多くの熱狂的なファンが存在しています。

そんなブライトリングですが、「並行輸入品」をお持ちの場合は要注意です。

なぜなら、ブライトリングは「正規品」と「並行輸入品」で、メンテナンスに大きな価格差が存在するからです。

ということで本記事では、

・ブライトリングの並行輸入品をオーバーホールに出す注意点

について初心者にもわかりやすく解説していきます。ブライトリングの並行輸入品をお持ちの方にとっては非常に参考になる内容と思いますので、是非最後までご覧ください!

そもそも、「並行輸入品」と「正規品」の違いは何か?

そもそも、「並行輸入品」と「正規品」の違いは何か?

「正規品」は、メーカーから直接、日本の正規代理店へと流通した商品のことを指します。

一方で「並行輸入品」は、商品自体は全く同じものですが、仕入れのルートが異なります。バイヤーなどが海外の正規販売店にて購入した商品を、国内の時計店や量販店等で販売している商品のことを指します。

例えば、みなさんがハワイや香港などの海外に旅行へ行って現地で購入した商品はすべて並行輸入品になります。全く同じ商品ですが、国内の正規販売店で買ったか買っていないかの違いです。

同じ商品ではあるものの、国内の正規販売店から購入したわけではないため、「オーバーホールなどの正規店のアフターサービスを受けられないのでは?」という疑問が湧くわけです。

以下、こちらの疑問に回答するとともに、ブライトリングをオーバーホールに出す際の注意点を解説していきます。

ブライトリングの並行輸入品をオーバーホールに出す際の注意点

ブライトリングの並行輸入品をオーバーホールに出す際の注意点

結論から言えば、中古品や並行輸入品であっても、時計自体が本物なら正規店もメンテナンスを受け付けてくれます。

ただし、ブライトリングを正規店のオーバーホールに出す場合、ブライトリングには、「並行差別」が存在するという点に注意する必要があります。

「並行差別」という言葉の意味自体は、メーカーが「正規品」と「並行輸入品」を区別し、正規品を優遇する対応のことを言います。正規品を優遇するわけですから、オーバーホールの費用も並行輸入品の方が高い傾向にあります。

ブライトリングにも並行差別がございまして、正規品の購入者と並行輸入品の購入者との間に大きなメンテナンスの価格差が存在しています。

具体的には、ブライトリングの正規品購入者に対しては「クラブ・ブライトリング」(https://club.breitling.co.jp/)への入会資格があり、会員になると、会員特別価格でメンテナンスサービスを受けることができます。

公式サイトより、メンテナンスサービスの詳細はこちらです。https://club.breitling.co.jp/overhaul_maintenance.php

こちらのメンテナンスサービスの詳細をご覧いただければわかる通り、「クラブ・ブライトリング」の会員であれば、オーバーホールの料金が半額程度になります。

つまり、ブライトリングの並行輸入品をお持ちの方は、正規店にオーバーホールを依頼すると、正規品購入者の約2倍の料金を支払わなければいけないのです。

ブライトリングの並行輸入品は、民間の時計修理店に依頼するのがオススメ

ブライトリングの並行輸入品は、民間の時計修理店に依頼するのがオススメ

このように、ブライトリングには大きな「並行差別」があるので、それが気になる方は民間の時計修理店に依頼するのが良いでしょう。

しかし、民間の時計修理業者に依頼する場合、料金や品質にばらつきがあることがあることも多いです。

そのため、ブライトリングの並行輸入品のオーバーホールを民間の時計修理店に依頼する際には、以下の5点に注意しましょう。

①信頼できる修理店を選ぶ

ブライトリングの腕時計は高価なものが多く、修理にも高い技術が必要です。各修理店の評価や口コミを確認したり、修理技術や経験を問い合わせるのが良いでしょう。

また、国家資格である1級時計修理技能士資格を取得している技術者が在籍しているのはもちろんのこと、ブライトリング専属の修理技師、時計技術学校卒、技術暦20年以上など、経験を積んだ技術者が担当してくれるのかどうかを事前に確認しておきましょう。

②修理店には正確な情報を提供する

修理店に修理を依頼する前に、腕時計の型番や、修理が必要な箇所などの正確な情報を提供しましょう。ブライトリングの一部モデルに関しては「オーバーホール不可」という場合もありますし、そもそも間違った情報を提供すると修理の予算や期間が大幅に変わることがあります。

③費用の見積もりと、納期を確認する

修理前に費用の見積もりを確認しておくことも大切です。また、修理に必要なパーツや部品の調達が必要な場合には、その費用も加えた見積もりを提出してもらいましょう。

そして、納期についても確認しておきましょう。納期は短ければ短いほど良いかもしれませんが、しっかりとクオリティを担保してくれるかどうかも重要です。

高い技術力を持つ熟練職人さんがきちんとかどうかも同時に確認しておきましょう。

④修理後の保証期間を確認する

修理後の保証期間についても必ず確認しておきましょう。

修理後に再度故障が起きる可能性もあります。そのために、修理店の保証期間を確認しておくことが大切です。最低でも、オーバーホール後1年間の保証期間があることが望ましいでしょう。

⑤広告に踊らされない

広告で安価な修理を謳っている修理店にも注意が必要です。低価格な修理料金を謳っている場合、修理で使用する部品やパーツが低品質なものであったり、修理品質が低かったり、保証期間が短い場合があります。

ブライトリングの並行輸入品は高価なものが多いため、修理を依頼する際は、これら5つの点に注意して慎重に選ぶことを心がけましょう。

まとめ

まとめ

結論をまとめると、ブライトリングの並行輸入品をオーバーホールに出す際は、正規店よりも民間の修理店に依頼するのが良いでしょう。

ちなみに、弊社CIENでは正規店よりも基本料金を抑え、できる限りのご要望に添えられるよう努めさせて頂いております。

CIENではブライトリング専属の修理技師が、質の高いオーバーホールを正規店よりも早く安く、ブライトリング(TAG HEUER)のオーバーホールを17,600円からご提供しております。

また、CIENの新品仕上げは研磨技師によるケース・ブレスレットの外装磨きとなり、通称「プレミアムポリッシュ」とも呼ばれる高品質なサービスをご提供しております。

さらに、CIENではブライトリングのオーバーホール期間を、メーカー納期よりも短い「約3週間」にて対応させて頂いております。 納期が早いだけでなく、社内に高い技術力を持つ熟練職人が行うため、国内トップクラスのサービス品質であると自負しております

保証についても、オーバーホール後1年間の保証期間をお付けしております。詳しくは、こちらのページをチェックしてみてください。
https://www.cien-watch.com/breitling.html

この記事の監修者

株式会社CIEN 代表取締役

山口 芳寛

正規代理店、並行輸入店の両方にて高級時計のオーバーホール、メンテナンス、売買に携わって参りました。
高い技術力でお客様に満足頂けますよう努力いたします。

タイトルとURLをコピーしました