ロレックスのオーバーホールは、日本ロレックスの正規店に依頼するのが最も安心で確実です。しかし、実はオーバーホールの料金が直近で値上がりしています。
そこで本記事では、
・日本ロレックスの現在のオーバーホール基本料金(2022年9月時点)
・オーバーホールの料金を安く抑える方法
・民間の時計修理店にオーバーホールを依頼する場合に気をつけるべきポイント
これらについて初心者にもわかりやすく解説していきます。
ロレックスのオーバーホールをどこに依頼しようか迷っている方や、ロレックスのオーバーホール料金について気になっている方は、是非とも参考にしてみてください。
日本ロレックスの現在のオーバーホール基本料金
世界的にインフレが進行しているという理由もあり、日本ロレックス正規店のオーバーホール料金は2019年10月から約10%ほど値上がりしています。
それを踏まえて、日本ロレックス正規店の現在のオーバーホール基本料金はこちらです。(価格は税込、消費税10%です。)
エクスプローラーI(114270や214270等) 77,000円~
エアキング(114200) 60,500円~
オイスターパーペチュア(115200) 66,000円~
サブマリーナ ノンデイト(14060M、114060など) 77,000円~
エクスプローラーII(16570、216570等) 77,000円~
GMTマスターII(16710、116710等) 77,000円~
サブマリーナ デイト(16610、116610等) 77,000円~
シードゥエラー(16600) 77,000円~
ディープシー(116660) 77,000円~
ヨットマスター(16622) 77,000円~
デイトジャスト(16234、79174、16233、69173等) 71,500円~
デイデイト(118238) 88,000円~
デイトナ(116520) 88,000円~
※2022年9月1日現在に確認した価格です。材質や年代によって金額が異なる場合があります。
モデルや年代によって料金は異なるので一概には言えませんが、ロレックス正規店にオーバーホールを依頼したときの目安は、上記の表の通り、基本料金のみで6万円から13万円程度です。
ただし、上記モデルのほとんどは製造年が2000年以降ですが、2000年以前のモデルの中には、料金が大幅に値上がりしているものもあります。
例えば、1990年〜2001年頃までに製造されていた人気機種のエクスプローラーⅠ(型番14270)は121,000円〜です。
1989年〜2000年頃までに製造されたサブマリーナ 日付なし(型番14060)も、121,000円〜です。
オールドモデルは料金が高くなる傾向にありますが、1990年代のモデルも種類によってはオールドモデルと同様に料金が高くなる傾向にあります。
モデルによってはさらに高くなる可能性もあるので、詳細についてはロレックスのサービスセンターに問い合わせてみてください。
(日本国内のオーバーホール受付窓口は公式サイトから調べることができます。→https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/servicelocator/japan.html)
さらに、ロレックスの品質基準を満たさない部品に関しては交換の見積もりで案内されることもあります。例えば、ガラスや針、文字盤、ケース、ブレスレットなどの交換が必要と判断されれば、修理費用が想定以上に高額になってしまう場合もあります。
最近は世界的なインフレによって部材全般の価格も値上がりしているため、こうした部品交換の金額がプラスされれば、総額で10万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
ですので、日本ロレックス正規店にオーバーホールを依頼すると、安心で確実ではありますが、料金が高くなりがちです。
もちろん、金額は気にせずに新品同然で使用したいのであればそれでも問題はないとは思いますが、料金をより安く抑えたかったり、時計の価値を気にされる方であれば、正規店以外にオーバーホールを依頼することを検討してみても良いでしょう。
オーバーホールの料金を安く抑える方法
では、「日本ロレックス公式のオーバーホール料金が高い!」と感じる方は、どのようにしてオーバーホールの料金を安く抑えれば良いのでしょうか?
オススメなのは、民間の時計修理店にオーバーホールを依頼することです。
民間の時計修理店にオーバーホールを依頼すれば、正規店よりも費用を安く、納期も短くできる可能性があります。
基本料金で比較すれば、正規店の半額〜7割ほどの金額で対応してくれる修理店もありますし、納期についても3週間ほどで対応してくれる修理店もあります。
ただし、特に調べもせず、安いからという理由だけで適当な修理店を選んでしまうと、オーバーホールをしたにも関わらず時計の状態が悪くなってしまったり、粗悪な部品に交換されてしまう可能性もあります。民間の時計修理店に依頼する場合は、安かろう悪かろうではなく、優良な修理店を選ぶようにしましょう
民間の時計修理店にオーバーホールを依頼する場合に気をつけるべきポイント
では、民間の時計修理店はどのようにして選べば良いのでしょうか?優良な時計修理店を選ぶためのポイントをお伝えします。
Googleの口コミをチェック
Googleの口コミは、利用者が率直な評価を投稿している傾向があります。星評価だけではなくコメントも参考にして、優良な修理店を選びましょう。
もちろん、Googleの口コミに加えて、個人のブログやクチコミ掲示板を参考にしても良いでしょう。
日本ロレックス正規店よりも費用が安いかどうかをチェック
次に、正規店に依頼するよりも相場が安く、納期が短いかどうかをチェックしましょう。
目安としては、基本料金が相場の半額〜7割程度になっていると良いです。納期については、1ヶ月以内であれば早い方です。この辺りを目安として調べてみると良いでしょう。
純正部品を使用しているかどうかをチェック
ただし、いくら正規店より費用が安くても、粗悪な対応をされてしまうようでは意味がありません。
民間の時計修理店では、非純正の部品が使用されてしまう可能性もあります。きちんと純正部品を使用してオーバーホール対応しているかどうかを事前にチェックしておきましょう。
また、保証期間として最低でも1年以上の保証をしているのが望ましいです。
オーバーホール担当者の実績をチェック
民間の時計修理店にオーバーホールを依頼した場合、研磨を専門の時計技術者が対応してくれるとは限りません。保証についても、修理店によってまちまちです。
国家資格である1級時計修理技能士資格を取得している技術者が在籍しているのはもちろんのこと、元ロレックス技術者、メーカー修理部門出身者、時計技術学校卒、技術暦20年以上など、経験を積んだ技術者が担当してくれるのかどうかを事前に確認しておきましょう。
まとめ。CIENのオーバーホールについて
以上、日本ロレックスのオーバーホール基本料金と、オーバーホール代を安く抑える方法を解説してまいりました。
もちろん、基本的にはロレックスのオーバーホールは正規店に依頼するのが最も安心で確実です。料金は高いかもしれませんが、正規店による安全と確実性を保証してもらえると考えるのが良いでしょう。
ちなみに、弊社では正規店よりも基本料金を抑えできる限りご要望に添えられるよう努めさせて頂いております。1年間の保証もお付けしておりますので、弊社へのオーバーホールに興味がある方は、こちらのページ(https://www.cien-watch.com/rolex/)をチェックしてみてください。